昨夜、たまたまカーテン越しから我が家のガレージを見ると、年配の女性の人がガレージの前に立ち止まり、じ~っとガレージを見ている。
少し歩きかけたと思ったらまた戻ってきて物色しているようで・・・。
「え~(・_・;)なんなん?あの人・・・。」
で、立ち去ったあと、ガレージを見ると・・・。
「え~!!犬が死んでるぅ~(;O;)」
でも実際は猫だった。ちょっと大きく毛並みもいい飼い猫のようだったので犬に見えた。
時間は夜8:30。
とりあえず、保健所に電話したが出ない。
警察に電話して、夜間休日の窓口の番号を聞く。
で、そこに電話したが、翌日でないと引き取りに行けない・・・とのこと。
我が家の敷地内やし、私の車の前で亡くなっていて、道を通る人からは丸見えの場所。
たぶん、車に引かれちゃったんやね・・・って。
とりあえず、人目につかない場所に移動して今日になるのを待つしかなかった・・・。
そして、今日、保健所の方が引き取りに来られるまで気になってガレージを何度も見ていたら・・・。
女性の方が、猫に掛けているタオルをとって、写メを撮っているではないか!!
「え~!!」と家を出て、その方に「この猫をご存知なんですか?」と顔を見たら・・・
昨夜、ガレージでうろうろしていた女性の方だった。
その女性の方はこう言われました。
「実は私、動物愛護団体のものなんですが、昨夜ちょうどここを通った時に、亡くなっている猫を見つけたのですが、どうしても急いでいる用事があり、どうしようもなくて・・・。で、今日気になって来てみたのです。この猫、おなかに赤ちゃんがいるみたいで・・・。車にはねられたら、外傷があるはずやけど、この猫、息耐えた姿が寝ているようで、たぶん・・・毒殺やと。最近この辺で、猫を狙った毒殺が相次いでいてね・・・。この猫もきっと・・・。で、この相次ぐ毒殺の報告のために、写真を撮らせていただきました」
とのことでした。
・・・赤ちゃんがいたんだ。
毒殺・・・。
飼い主の方が、帰ってこない猫を心配している気持ちを思うと・・・
・・・とても胸が苦しくなった。
どうしようもなかった。
その後・・・保健所の方が来られた。
ビニール袋に入れられ、ゴミのように持っていかれた・・・。
物扱いなんだね・・・。
でも・・・あの猫には、新しい命が体の中にあって、ちゃんと人生があったはずだ。
ゴミを拾うように去っていったあと、私はお線香を持ってきて、その場に供え、手をあわせた・・・。
とてもやりきれなかった・・・。それくらいのことしか・・・できなかった。
そして今日テレビを見ていたら・・・和歌山の田辺港に迷い込んでいたクジラ・・・もう息耐えるのを待つしかないと言われていて、なんとかならないのかなぁってずっと気になっていたら・・・昨日から海に向かって泳ぎだしたらしく、なんと今日、無事に太平洋に戻って行ったとのことでした。
よかった~(ToT)助かってくれて、ほんとうによかったぁ~(*^。^*)って。
いのち。
いのちに、大きいも、小さいもないと思う。
それぞれに人生がある。
いつかは終わる日がくるけれど、悲しい最期というのは・・・やっぱり辛いかな。
ううん、悲しくない最期なんてないかもなぁ~。
けれど、そこにひとつの確かな命があったという真実を
ちゃんと覚えて・・・いたいなぁ。
そうやって、私の中で生き続けていてほしい・・・。
生と死を目の当たりに感じた
・・・一日でした。
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